今回の「はぐくむコラム」のゲストは長岡赤十字病院小児科部長の田中篤先生。
とっても穏やかな雰囲気の先生で、お母さんが不安いっぱいで病気のこどもを連れていっても、先生の優しい問診で少し気持ちが和らぐのではないかなと思いました。
哺乳類の95%がメスだけで子育てをするそうですが、父母両方で育てる5%に人間は入っていて、さらに特別なのは血縁、非血縁に関わらず、周囲の人が子育てに関わるということだそうです。
赤ちゃんが大声で泣くのは、周りの人に関わってほしいという意思表示…。
人類の長い歴史の中で、子育てはいろんな人が関わってきたにも関わらず、最近では、母親を中心に親子1対1で孤立化しがち。本来の人間の子育ての在り方でなくなっているとも思われます。
田中先生から、子育て中のパパママへのアドバイス
今は、子育ての難易度が上がっていて、そういう作業をしている認識を持つこと。
困難に感じるのは当たり前。うまくできなくて当たり前。立派な親にならなくていい。
立派な子どもにしようというのでなく、元気ならそれでいいという風に目標を下げて、子育てを楽しむようになってもらいたい。
辛く感じたら、周りにSOSを出して!誰かに頼っていい。それは恥ずかしいことでない。
是非、子育て中の親たちだけでなく、周囲もそう思って、子育て環境をよくしていきたいですね。
先生のお話はコラムと合わせて、是非、radikoで聴いてみてください。(radikoが聞けるのはオンエアから1週間ですのでお早めに!)