「まだ年齢的には子どものみなさんや、もう大人になっているけれど自分の中の子どもを大切に抱いているみなさんの、眠れない夜にこの本が寄り添ってくれますように」(まえがきより)
タイトル「おとなになるってどんなこと?」はじめ、「勉強しなくちゃダメ?」「普通ってどういうこと?」「死んだらどうなるんだろう?」など8つの項目に対して、作者自身の経験や思いを交えながら、答えています。どれも深い難しい問題ばかりなのに、わかりやすい文章で、スラスラと一気に読めてしまいます。
いつの時代も多くの中高生が抱える、漠然としてどこかモヤモヤしていた気持ちが晴れていくような、スッキリ感を味わえる本だと思いますし、大人も含めて自分がどう生きていくのかということのヒントになり得る本だと思います。
6月27日(土)あさ9時台BSNラジオ「大杉りさのRcafe」でご紹介します!どうぞお楽しみに。
推薦者:田野辺淳子(絵本の家「ゆきぼうし」副代表。「ゆきぼうし」のある守門村(現魚沼市)で子育てをするため、2001年に新潟市西区から家族で移住。以来、「ゆきぼうし」スタッフの活動を続ける。現在は、高校で書道講師として勤務。)