わたしには「みちこ」という名前があるけれど、不思議とわたしのことをさす俗称が世の中にはたくさんあることを知りました。
この絵本に書き出しの言葉を載せるとしたらこうなります。
お母さん、お父さんからみたら、うちの娘であり、お兄ちゃんからしたら妹で、おじさんからみたら姪っ子、先生からみたら生徒、近所のおばさんからしたら、隣のうちの下の子。
名前はみちこなんだけど。相手の立場にたつと、わたしはたくさんの名前で呼ばれています。
この本は、自分視点から他人視点へと誘う最初の絵本だと思います。
推薦者:中山英(萬松堂本店店長兼出版社島屋六平出版営業課長。1児の父。毎晩、絵本を読み聞かせるのが日課。)