絵本画家の田畑精一さんがお亡くなりになられました。世界や日本の昔話や民話など描き、園や学校での少年少女の物語をライフワークのように生き生きと描写した作品を数多く残されました。
代表作の古田足日さんとのコンビで描いた「おしいれのぼうけん」は、多くの子どもたちが読み継いできた永遠の名作です。押し入れがお仕置き場所から楽しい空間へと変わる少年の冒険譚に心奪われない子どもはいません。どんなに時代が経ってもこの物語には子供の心を掴む要素がたくさん含まれています。
中山 英(萬松堂本店店長兼出版社島屋六平出版営業課長。1児の父。毎晩、絵本を読み聞かせるのが日課。)