伝統的な遊び(こま、竹とんぼなど)は、今の子どもたちにとって、どう映っているのでしょうか。
今、静かなブームとなっているけん玉。競技けん玉なるものがあり、隣の山形県では、公式となるけん玉の生産が増えているといいます。それを象徴するかのように「けんだましょうぶ」という絵本まで刊行されています。
つまり、大人の心配をよそに、子どもたちの遊びの判断基準は、楽しそうであれば、なんでもやってみたいものであり、伝統だろうが、流行だろうが、どちらでもいいのです。とにかく熱中できて楽しい。けん玉で勝負という競技性が、新たにけん玉の価値を生み出しているようです。
中山 英(萬松堂本店店長兼出版社島屋六平出版営業課長。1児の父(3歳娘)育児と読書の日々を過ごしています。)