キッズイベント

ふるさとの誇り 新潟の技「加茂 組子細工」リモートワークショップ

SNSでシェア

10月3日(日)「ふるさとの誇り新潟の技体験ワークショップ」組子細工リモート体験が実施されました。

参加者の皆さん ①

もともとは夏休みに「蒔絵体験」「安田瓦体験」とともにBSNで行う予定でしたが、新型ウイルス禍で直前に中止となりました。参加予定だった皆さん、本当にごめんなさい。

オンラインでの開催に切り替え、加茂市の大湊文吉商店さんにご協力頂き、工場からZoomで参加者の自宅とつなぐ形で「加茂 組子細工体験」を実施しました。

3階建ての工場の1階は木材をカットするスペースです。所狭しといろいろな機械が並ぶ一角に中継スペースが作られました。

大湊陽輔社長が「組子細工」について紹介します。

もともと家の障子戸などの建具として使われている伝統技術です。釘も接着剤も使いません。木材に切り込みを入れたり、角度をつけてカットした木片をぴったり合わせることで美しい幾何学模様が作られます。

菅沼樹工場長が参加者の進捗状況を確かめながら組み立て方を伝授しました。

まずは外枠を組み立てていきます。

そこに「葉」と言われるうすい木片をはめ込むのですが…。

ピタッとはまるように木片は角度が付けられ、カットされています。

これこそ職人技!そこで、カンナによる「葉」の切り出しを実演してもらいました。

この「葉」のカットは機械ではできない、とても精密なもの。菅沼工場長がひとつひとつ特別なカンナを使って作っているのだそうです。その数1日になんと1万個!!

参加者の皆さん ②

30人全員が時間内に作品を完成!ものすごい集中力でした。途中、お家の皆さんにはカメラマンになっていただき、手元の様子などを撮影していただきました。ご協力に感謝します。

参加者の皆さんからは

「接着剤や釘など遣わず素敵な模様ができることに驚きました。現地で直接みるのとは違うのでしょうが、コロナ禍でそれに近い体験ができ貴重な機会になりました。」

「職人の技に触れて、日本の伝統の技に驚いていました。また、「楽しいことを職業に少しでも取り入れるといいよ。」という言葉が印象に残りました。」

などなど、たくさんの感想が寄せられています。

感染状況が落ち着いたら、職人の皆さんの技を目の前でご覧いただけるような機会をまた持ちたいと思っています。そして、その伝統の技が育まれた街を、皆さんに訪ねてもらいたいと思います。

北越の小京都、木工の街 加茂市は歴史のあるとても素敵なところです。ぜひ、みなさんもお出かけくださいね。

大湊文吉商店のホームページはこちらから。

SNSでシェア

新着記事