《あなたがうまれたとき…》から始まるこの絵本は、我が子を大事に思うお母さんの気持ちが綴られています。
毎日の子育ては楽しいことばかりではありません。時には悩んだり、自己嫌悪に陥ったり…
小さい頃は「あれができない、これができない」と比べなくてもよいのに 他の子と比べ、
成長すれば「みんなと仲良くできているのか?」と余計な心配をしたものでした。
子育てというテーマを語る時、様々な意見が交差します。世代によっても違う意見だし、住んでいる場所、環境によっても異なります。誰しもがその子を思い、意見を出し合い、時にぶつかり合うことも!
しかし
産まれてきてくれたこと 「元気でよかった」との思いだけで我が子を抱いた時のことを思い出したら、ちいさな悩みやイライラは少し薄らぐのではないか と思います。
そんな思いを思い出させてくれる絵本です。
今まさに子育て中の方や、子育てが一息ついた方に読んでもらいたいです。
そして、どんなに周りの大人たちは「あなた」を待っていたか…
是非 話してあげて欲しいです。
推薦者:朝日 仁美(絵本でSDGs推進協会 代表理事 JPIC読書アドバイザー/絵本専門士 長年地域で乳幼児親子を対象におはなし会を主宰。現在は学校司書をしながら、絵本でSDGsを普及する会を立ち上げ活動中。)
絵本でSDGs推進協会 https://ehonsdgs.amebaownd.com/