皆がネットやSNSを使いこなしていかなければならない時代です。
この本の前半ではデータをもとに、誰がネット上で何かを炎上させたり誹謗中傷したりするのか、「極端な人」の属性や生まれる仕組みが丁寧に述べられています。
後半では、これらの「極端な人」に対して社会としてどのように対処するかが論じられています。
表現の自由を守りつつということが実に難しく、加害者側、被害者側、サービス事業者への様々な法規制や取組の可能性・限界が書かれています。
最終章は「極端な人」にならないための5箇条の提案で、これからの社会人はこのようなことを知った上でネットやSNSと付き合っていかなければならないと思いました。
推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)