戦争がどうして起こるのか。子供も聞かれてもうまく応えられません。いや、なんとなく応えてはいけないと思います。
こんなときに、絵本が役に立ちます。本書は、たった6人の男たちから、戦争が起こってしまうことを説明しています。
戦争はわずかな人のエゴや欲によって、最初はささいなことから始まり、やがて大きな国の争いへと発展していきます。ここに出る誰が、ウクライナでロシア(プーチン)かと当てはめずにはいられません。
また、子供たちへの戦争についてのイメージを実にシンプルに伝えてくれる作品です。
中山 英(萬松堂本店店長兼出版社島屋六平出版営業課長。1児(4歳娘)の父。育児と読書の日々を過ごしています。)