しりとりの好きな王さまは、食事のメニューもしりとりになっていないと気が済まず、いつもコックさんたちを困らせていました……。
幼い子どもたちが日本語の特性に気付き、しりとりを楽しめるようになった時、このような絵本があれば、しりとりの面白さをより感じてくれるのではないかと思います。軽やかに左から右へと進んでいくように構成された絵が、物語に明るさと活気を与えてくれています。
推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)