インターネットの登場によって、「調べる」ことは誰にも身近な行為となりました。しかし一方で、何でも「ググる」ことで済ませるという安易な調べ方になっていないでしょうか。
この本では、調べることのプロ中のプロである国立国会図書館の司書が、どのようなツールを用い、どのような判断をし、さらにどのように調べるか、その具体的な手法や秘訣が述べられています。これらはプロの司書が用いてきた手法ということですが、これからの時代、様々なものを組み合わせてより賢く調べることが一般人にも求められていると思います。
推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)