ふつうの男の子がふつうに学校にいったところ、ぜんぜんふつうじゃない先生がやってきてふつうではない授業を行い、子どもたちにはふつうではないことが起こったのです。その日の夜、男の子はふしぎな夢を見ました・・・・・・。
想像力の大切さと、人生は楽しみに満ちていることを教えてくれる絵本です。
この絵本は、イギリス人作家のコリン・マクノートン氏に、日本人画家のきたむらさとし氏が絵をつけることで、その内容の輝かしさを増幅しているといえます。きたむら氏は自分で訳をすることも多いのですが、この絵本ではアメリカ文学研究者の柴田元幸氏が訳を担当しているところが、私には興味深く思われました。
推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)