毎日の生活の中で、ふと日差しや風、雨や雪の匂いに季節を感じる瞬間はないでしょうか。
そんな日本の美しい四季を、昔の人たちが細かく七十二の季節に分けて表したものが、七十二候です。
絵本では、梅雨があけて、いよいよ夏本番という季節をよんだ詩に「パラパラ ひんやり 青(あお)時雨(しぐれ)」という表現があります。移り変わる季節の中で植物や動物たちの生き生きとした様子が、わかりやすくリズム感あふれる文章で表現されています。美しい絵を楽しみ、日々移りゆく季節を探しながら、生きる喜びを感じてみてはいかがでしょうか。
新潟市立中央図書館 サービス1グループ 高橋 欣子