「大人の本棚・こどもの本棚」に、料理に関する本があるといいなと思い、探して出会った本です。
内容は、まったくタイトルのとおりです。そのための具体的な一汁の作り方が示されており、このようなものも一汁に入れてしまうのかと大変面白いのですが、それだけではありません。著者は、日常の食事に対する考え方、レストランと家庭における料理を作る人と食べる人の関係の違い、和食の特徴や楽しみ方など、タイトルの内容をいろいろな角度から掘り下げて,エッセイとしてまとめてくれています。
肩肘張らずに、気軽に読める1冊です。
推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)