10月15日(日)新潟市こども創造センターで「SDGs体感ワークショップ エコバッグから広がる世界」が開催されました。
教えてくれるのは ハレッタの生みの親、イラストレーターの大塚いちおさんです。
ハレッタも大塚さんにお会いできてうれしそうです。
まず、絵本の読み聞かせで、子どもたちの労働について知ってもらいました。
「ああ神さま、わたしノスリだったらよかった」
作: ポーリー・グリーンバーグ 絵: アリキ 訳: 日向 佑子
BL出版
仕事の辛さには目を閉じて、ひたすら働く…、実話を元にした絵本です。もし、労働者にちゃんとした対価が支払われたら、子どもたちは働かされることはなく、学校に行って学ぶことができます。
この「ちゃんとした対価」が考えられているのが「フェアトレード」です。輸出される商品を適切な価格で取引することで、生産者や労働者が十分な収入を得ることで貧困の解消を実現する取り組みです。
今回は「フェアトレード」のトートバッグを用意して、実際にマークも確認してもらいました。
バッグの右側についているタグ。それがフェアトレードのマークです。
そのバッグに自由に絵を描いていきます。
大塚さんはトートバッグに仕掛けを作りました。真ん中に金色のシールが貼られています。
「ハレッタがどんなイメージの世界にいたら楽しいかな?うれしいかな?」そんなイメージを膨らませて絵を描いてみて!そしたらハレッタがきっと出てきてくれるよ!」と大塚さん。
子どもたちの筆が動き出しました。
布用絵の具やマーカーを使って、思い思いに描いていきます。
ハレッタが喜ぶ、想像の世界がどんどん現れます。
「大人は、これ何の絵?なんて聞かないでください。エッ?ウマ?ウマならもっと首が長くて…なんてなっちゃう。そんなことはどうでもいいんです。こどもたちは、そんなこと全く気にしないで、筆を動かしてみてみて…」大塚さんはそっと見守ります。
絵が完成したら、中央のシールをはがして…
笑顔のハレッタが出てきました!
完成したエコバッグを手にして記念写真。
海のゴミは街のゴミであることも学びました。そして、このままだと、2050年の海の中は、魚の総量よりも、プラスチックごみの方が多くなっているかもしれない…という予測があります。
完成したトートバッグを使って、レジ袋の削減に。そして、ゴミを出さない工夫をしていきたいねとお話しました。
そして、最後はなんと大塚いちおさんが自身の絵本の読み聞かせです。
「NHK みいつけた! グローイング アップップ」
文: 宮藤 官九郎 絵:大塚いちお
NHK出版
成長する「ぼく」と離れたくない「イスくん」大切なモノとの別れが描かれた絵本。
参加された皆さんはものを大切にしたいという気持ちが一層、強くなったようです。
どうもありがとうございました。