この町の人々は、フラココノ実という不思議な果実を食べます。その実を一度食べると、もうその実なしでは、生きていけなくなるそうです。
ところが、4ミリ同盟を結んだ大人たち4人は、まだその実を食べたことがありません。そこで、その実を食べるために、ある計画を企てます・・・・・・。
最後の最後までどうなるか分かないストーリーで、どきどきわくわくしながら読みました。フラココノ実が何を象徴すると考えるかは、読者によって解釈が異なるかもしれません。
推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)