大人の本棚・こどもの本棚

食糧と人類 ―飢餓を克服した大増産の文明史―

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日本においては人口減少が大きな社会問題になりつつありますが、世界的・歴史的に見れば、人口は増加の一途を辿っております。これは、医学の進歩や衛生状態の改善だけが理由ではありません。もっと根本的に言えば、それだけの人口を賄える食糧を生産してきた結果であるとも言えます。

本書は、そのような視点から、人類がどのように地球環境に働きかけ、生活を変化させてきたか、その歴史を語ったものです。食糧という切り口から、環境、農業、文明、社会などの幅広い分野に及ぶ歴史が説明されています。

推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)

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