これはピッピ・ナガクツシタという世界一強い女の子のお話です。ピッピは小さな町のはずれの〈ごたごた荘〉で、たったひとりで自由気ままに暮らしています。
ピッピがどれくらい強いかというと、世界一の力持ちの大男をおさえこんで、たおして、ひょいと持ち上げたりするくらい強いのです。それに、いつも弱い者いじめする男の子たちを5人一度にこらしめたり、夜中に2人組のどろぼうが来てもまったく平気で、それどころか一緒にポルカまで踊ります。
そんな奇想天外なピッピのお話を読んでいるうちに、なんだかピッピと一緒にいるような気持ちになってきます。なんといっても世界一強いのですから気分爽快です!
この物語は、作者が自分の娘を喜ばせようとして思いついたものです。元気と勇気とユーモアいっぱいのお話をぜひ読んでみてください。
推薦者:新潟市立亀田図書館 石栗 愛