暑さが少し和らぎ、朝晩は涼しさが感じられる季節になりました。秋の夜長の読み聞かせにぴったりな絵本を紹介します。
この絵本には、世界中の子どもたちの夜寝るときの様子とともに、その国の気候や風土、生活様式が説明されています。
川や運河の多いオランダの子どもたちは「みずにゆられてたぷたぷと」屋形船の中のベッド、ブラジルや中南米の子どもたちは「そよかぜふいてゆらゆらと」ハンモック・・・と続きます。
どんなところで寝るのかが書いてある、短くリズミカルな文章は子守歌のように響きます。刺繍で作られた立体的な挿絵は、ふっくらとあたたかみがあり、子どもたちの表情はとても幸せそうです。
どんな風に寝てみたい?どんな家に住んでみたい?どんな国に行ってみたい?と次々に思いが広がって、想像の世界を旅することができる絵本です。
推薦者:有本 教子(新潟県立図書館司書。2女1男の母。)
新潟県立図書館のホームページにBSNキッズプロジェクトの「大人の本棚・こどもの本棚」で紹介された本のリストが紹介されています。こちらもどうぞご利用ください。