大人の本棚・こどもの本棚

鳥獣戯画を読みとく

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鳥獣戯画(鳥獣人物戯画)とは、ウサギやカエルなど様々な動物が描かれている、京都の高山寺に伝わる絵巻物で、平安末期から鎌倉初期にかけて成立したとされ、国宝に指定されています。その内容はとても面白いものですが、まだはっきりとは分かっていないなぞの部分もあります。本書は、鳥獣戯画とはどのようなものか、また、どのようななぞがあるのかを小学生にも分かるように様々な角度から解説した本で、岩崎書店の調べる学習百科シリーズの1冊となっています。このような本が小学校の学校図書館に置かれて、幅広く子どもたちの手に取られることを望みます。

 

推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)

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