この本は、水中写真家の作者が沖縄の海で出会ったアオウミガメのこども・花子と、ウミガメたちの生きる姿を追った写真絵本です。
エメラルドグリーンの海の中でウミガメが悠然と泳ぐ姿は迫力があり、ページをめくるたびに、まるで自分が海の中にいるような不思議な気持ちになります。また、花子がヒレで背中をポリポリかいたり、お腹をスリスリするような仕草は人なつこく、地域の人たちから愛されています。
しかし近年、地球環境の変化がウミガメたちを苦しめています。海水温や砂浜の温度が上がったり、海にプラスチックゴミが増えたりすると、どんな影響があるのか、本の中で詳しく説明されています。地球のために何ができるのか考えてみませんか。
推薦者:遠藤 千春(新潟市立坂井輪図書館 司書)