さんかく山のふもとにある山下小学校の新学期の目標は『なかよく、元気に、しょうじきに!』に決まりました。「だから、ぼく、化けるのやめにしたんだ。」と土居くん。なんと土居くんは、タヌキだったのです。
いつものように登校したアカネちゃんが教室の席に座っているタヌキを見つけ、学校中が大騒ぎに…。でも、目標にあるように、タヌキの土居くんとなかよくすると決めた山下小学校の子どもたち。ゆかいな一日が始まります。
1・2時間目の児童会役員決めで、算数が得意な土居くんは会計に立候補します。3時間目の体育では、しっぽをふりふり、タヌキたいそう。4時間目の音楽では、お腹の太鼓でポン ポコ ポコ ポン。
かけっこで1等になりたくて「死んだふり」でズルをしたり、歌に合わせて腹鼓を打ったりと、お茶目な土居くんがとても魅力的に描かれていて、目が離せません。子どもたちの様子もいきいきとしていて、先生たちは個性的です。
さて、その次の日も、山下小学校ではびっくりすることが子どもたちを待ち受けていました。続きは読んでみてください。
推薦者:有本 教子(新潟県立図書館司書。2女1男の母。)
新潟県立図書館のホームページにBSNキッズプロジェクトの「大人の本棚・こどもの本棚」で紹介された本のリストが紹介されています。こちらもどうぞご利用ください。