大人の本棚・こどもの本棚

涙の箱

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最近 あなたは涙を流しましたか?

 

「涙」と一言で言ってもいろいろな種類があります。

悲しくて(哀しくて)、嬉しくて、悔しくて、痛くて、そして恋しくて・・・

考えれば考えるだけ出てくる涙の要因。

様々な感情で涙が自然と流れてくることは大人にとっても、子供にとっても大事な行為 だとこの本を読んで改めて思いました。

涙を流せると言うことは、その人が心身ともに健康であることなのではないかと感じました。

 

この本は元気な時に一度読んでもらい、もし心が疲れてしまった時に思い出して再び読んでもらいたい本でもありました。

これから何かに挑戦する人や新たな人生を始める人などに、そっと渡してあげたい作品でもありました。

作者は2024年ノーベル文学賞を受賞したハン・ガン、表紙や挿絵は今年春に 新潟 万代島美術館で大規模展が開催されたjunaida。

そしてこの大人のための童話は世界初の翻訳が日本語だったそうです。私にとって 今年最大の話題作 かもしれないと思い紹介しました。

秋の夜長に 心静かに読んでみてほしい一冊です。

推薦者:朝日仁美(絵本でSDGs推進協会 代表理事 JPIC読書アドバイザー/絵本専門士 長年地域で乳幼児親子を対象におはなし会を主宰。現在は学校司書をしながら、絵本でSDGsを普及する会を立ち上げ活動中。)

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