
おじいさんは、海の上にある変わった家に住んでいます。この街では海の水がだんだん上にあがってきてしまうので、家が海に沈む度、住んでいた家の上にまた新しい家をつくります。これを何度も繰り返すので、まるでつみきを積み上げたような家ができてしまいました。周りに誰もいなくなったこの街で、おじいさんがこの家に住み続けている理由はなんでしょうか?
数多くの賞を受賞したアニメーション映画を作者が絵本として描きおろした本作。温かな色合いと優しい絵柄が目を惹き、こどもはもちろん大人にもおすすめです。
つみきのような家に住み続ける理由がわかった時、きっと温かく優しい気持ちになりますよ。

推薦者:新潟市立中央図書館 鈴木 成美
