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科学否定論はなぜ人をひきつけるのか —地球平面説から反ワクチンまで

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科学否定論(science denial)とは、科学の通説を否定する議論のことです。具体的には、地球平面説、進化論は正しくないという創造論、ホロコースト否定論、気候変動は人間のせいではないとする気候変動否定論、反ワクチン運動などのことで、これらを例として著者は論じています。実は、このような科学に対して否定的な態度をとる人ほど、真実を追求したいと願い、エビデンスを重視するのです。ランダム化比較試験至上主義に陥ったり、専門家を拒んだり、陰謀論に結び付けたりします。

本書は、このような人たちの背景にある、反権威主義、専門家やマスメディアへの不信、インターネット以来の情報のデータベース化といった現代の社会状況を掘り下げ、これからの科学や知との向き合い方について示唆を与えてくれます。

 

推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)

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