
シンプルな白黒の線描きの絵の絵本です。「ぼく」は円形のピザの一切れが欠けているような形をしています。僕は、「何かが足りない」と感じ、その欠片を探す旅に出ます。
途中でぼくは、いろいろな欠片に出会います。小さすぎたり、大きすぎたり、これこそ自分の欠片だと思っても、欠片の方はそうは思わないと拒否されたり、今度こそぴったりだと思っても落としてしまったりします。
抽象度の高い絵を、読者は自由に想像して考えることができます。人生の伴侶や、夢や、仕事など、様々にとらえることができるでしょう。様々な年齢の人が楽しめる絵本だと思います。

推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)
