「読みあい」とは誰かと一緒に本を読むということです。この本では、様々な現場で著者が実践した読みあいの様子が描かれています。
あとがきで著者は昨今の様々な子どもの読書活動推進に触れ、「残念なことに、子どもと本を結びつけようとする熱心な大人たちは、自分自身も子どもと横並びにものがたり世界と出会っているということを忘れがちなようです。」としています。
ぜひ子育て中の大人の皆様には、ご自身が、子どもや誰かと一緒に絵本と出会うことの意味を考えていただきたいと思います。
推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部准教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境を研究している。)