５月の改元前後に、皇室関連の書籍が多く、出版されました。最初の売れ行き良好書は、平成天皇と新天皇の歩みや御歌集、写真をまとめたものが中心でした。現在は、さらに天皇家の作法や道具など、ジャンルの広がりをみせ、出版が続いています。

そんな中、上皇陛下と天皇陛下に２０年間仕えた著者の育児書が復刊されました。皇室という高貴な家庭ではどんな教育がなされたのでしょうか。

「子どもが手伝ってくれたら、“ありがとう”を伝える」「自分自身で考えて、話をさせる」など、決して皇室の特殊性はなく、私たちにとっても身近なアドバイスが満載な育児書になっています。

推薦者：中山英（萬松堂本店店長兼出版社島屋六平出版営業課長。1児の父。毎晩、絵本を読み聞かせるのが日課。）