「土木」と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?
工事現場…そんなイメージでしょうか。実は「土木」という言葉を調べると道路や橋だけでなく鉄道や上下水道など、私たちの生活の基盤になるものを作り、維持し、整備していく活動と載っています。
このシリーズは私たちの周りのなくてはならない環境がどうやって作られたか、や今までどんな歴史を歩んできたかなどを楽しく教えてくれます。
またこのシリーズの特徴は、多くの女性技術者の協力を得て作られている点です。だから土木女子(ドボジョ)であるお母さんと子どもたちで探検している様な構成になっているのです。そして内容はかなり本格的で読み応えがあります。
将来、土木の世界で働きたいと思っている子どもにも参考になることがたくさん載っています。このシリーズを読んで、私たちの周りにある川や橋、移動手段である鉄道や高速道路をもっとよく知り、防災や未来の社会環境について考えてみるのも楽しいと思います。
まずはダムや地下都市の探検を紙上でしてみてはいかがでしょうか?
朝日仁美(絵本でSDGs推進協会 代表理事 JPIC読書アドバイザー/絵本専門士 長年地域で乳幼児親子を対象におはなし会を主宰。現在は学校司書をしながら、絵本でSDGsを普及する会を立ち上げ活動中。)