世界のみならず、日本でも人気がある美術家、デザイナーのブルーノ・ムナーリの作品です。彼は絵本作家としても多くの作品を残しています。
その中でも、「きりのなかのサーカス」は、まさにムナーリの鮮やかな色彩感と霧の表現法、摩訶不思議なサーカスとのページをめくる効果を最大限に活用した仕掛けなど、短い1冊の絵本に織り交ぜられた数々の技巧に驚くことでしょう。
谷川俊太郎訳のコンビで送る名作絵本は、アート作品として大人も楽しめる作品です。
推薦者:中山英(萬松堂本店店長兼出版社島屋六平出版営業課長。1児の父。毎晩、絵本を読み聞かせるのが日課。)