スウェーデンの田舎に住む5歳の男の子、エーミルのゆかいなお話です。
5月22日、エーミルは大好きな肉入りスープの残りをすすろうと、スープ鉢に頭をつっこみ、きっちりはまってしまいます。お母さんは鉢を割ろうとしますが、お父さんは高価な鉢がもったいないと、町の診療所へ行くことに。エーミルはいっちょうらの服を着せられ、鉢をかぶったまま出かけました。ところが、お医者さんにおじぎをしたとたん、ガシャーン! 鉢はまっ二つに…。これで解決と思ったら、鉢とお金の騒動はまだまだ続くのです。
好奇心のおもむくままに行動して、ゴタゴタをまきおこすエーミルと家族のやりとりが、とにかくおかしい!
6月10日に妹を旗立て柱につり上げた話、7月8日にお祭でうかれ騒いだ話の3話。
続刊『エーミルとクリスマスのごちそう』『エーミルの大すきな友だち』など、他の本も多数あります。
推薦者:田村 梓(新潟市立小学校の学校司書。子どもたちと一緒に、本や昔話を楽しんで、28年目になりました。公共図書館や幼稚園でも、子どもと本をつなぐ活動をしています。)