7月の新潟・福島豪雨災害により、阿賀町公民館図書室三川分館が、全体の9割以上の本が水に浸かるなどの大きな被害を受けました。 この被害を受け、この度、にいがたキッズプロジェクトより阿賀町へ絵本を贈呈いたしました。
11月26日、阿賀町のふるさと学習館で贈呈式が行われ、キッズプロジェクトから本間館長へ絵本21冊が手渡されました。 贈呈された絵本は、ふるさと学習館の図書室に保管されます。この日は、贈呈式と共に子どもたちへの絵本の読み聞かせも行われました。
にいがたキッズプロジェクトでは、子育てサークル並びに読み聞かせ団体へ絵本を寄贈する“キッズ文庫”の活動を進めています。
★ 田巻直子アナウンサーから ★
青空がのぞいた土曜日、阿賀町のふるさと学習館にお邪魔してきました。
ここは昔の三川小学校ですが、お部屋にはたくさんの写真や版画などが飾られ、とても楽しい空間になっています。幼稚園から小学6年生までおよそ30人が会場に勢ぞろいしてくれました。
今年7月の豪雨で阿賀町の図書館が水に浸かり、4000冊の蔵書の大半が被害を受けてしまいました。図書館もふるさと学習館にお引越しをし、少しずつ本の数を増やしていくところだそうです。
そこで、にいがたキッズプロジェクトから 絵本21冊を贈らせてもらいました。今回はその中から、大型絵本にもなっている「はじめてのおつかい」「ぐるんぱのようちえん」を読みました。 身体の大きな6年生にも読み聞かせを楽しんでもらえるか…内心ヒヤヒヤしましたが、絵本をしっかり見つめて、じっくりと耳を傾けてくれました。阿賀町では読み聞かせ活動が大変盛んだそうです。読み手の皆さんが講習会を受けて勉強しているほど。
私たちが届けた絵本も、たくさんの皆さんに読み継がれ、子どもたちのお気に入りとなってくれたらと思います。
<今回用意したおはなし>
☆ 大型絵本『ぐるんぱのようちえん』 西内ミナミ 作/堀内誠一 絵 福音館書店
☆ 大型絵本『はじめてのおつかい』 筒井頼子 作/林 明子 絵 福音館書店