新潟市の浜浦小学校6年生の皆さんと、「メディアリテラシー」について考える授業を行いました。
今回の先生は、BSN報道部の齋藤拓也デスクです。
BSNニュース「ゆうなび」のデスク。現場のプロが、ニュースができるまで、そして、情報との向き合い方について伝えました。
その前に、民間放送教育協会が制作した「ニュースができるまで~熱血太郎奮闘記~」を視聴しました。
ニュースを伝えるうえで、放送局が大切にしていること、報道マンがやらなければならないことと、逆にやってはいけないことをVTRで学びます。
テレビでニュースを伝える際「速報性」「正確性」「公共性」「公共性」を大切にしていることを伝えました。
6年生の中にはYouTubeで発信したり、SNSを利用したりしたことのある人もいます。
そこで、自分が発信者になるときに大切なことを考えてもらいました。
そして、BSNの本物の報道デスクの登場です。
齋藤報道デスクは、「猛暑だった今年、水道から出てくる水がぬる~い!」と感じで水道局などに取材した事例を伝え、「モノを調べて伝える楽しさ」について話しました。
ど~いん新潟「水道水がぬるい」調べてみると例年より2.6℃高かった 猛暑の影響か…原因は
さて、みんなはどんなものから情報を得ているのでしょう。
テレビ・新聞・ネット・お母さんから!などと声があがりました。
様々なところからもたらされる情報、うのみにするのではなく自分で一度考えよう…と、2016年4月の熊本地震の際に拡散された「動物園からライオンが逃げた!」というフェイクニュースの事例を紹介。その他、新型コロナウイルスが流行した際に広まった、偽の情報についても具体的な事例をあげて紹介しました。
齋藤デスクは
「情報の発信には責任がともないます。友達に「〇〇らしいよ」と教えたり、ネットに 書き込み・拡散・いいねをしたりする前に、一人一人がテレビ局で新聞社だと思って、情報を扱ってほしい」とメッセージを伝えました。
とても熱心に考えてくれた浜浦小学校の6年生、質問が止まりません。
「フェイクニュースを伝えた人は逮捕されたそうですが、拡散した人は逮捕されないのですか?」
「ニュースで紹介した企業が、悪いことをしていることがわかったら、どうなりますか?」
「毎日どれくらいのニュースを取材しますか?」
もたらされた情報を自分なりに考えて調べてみる!思い込みで発信しない。などなど、たくさんの気づきがあったようです。浜浦小学校のみなさん、どうもありがとうございました。
2023年9月12日訪問