新潟市の浜浦小学校5年生1~3組の皆さんが、3日に渡ってBSNに見学に来てくれました。
「テレビ局の心臓部」=テレビマスターから見学スタートです。
技術スタッフから、テレビの電波が家庭に届く仕組みや、テレビマスターから出た電波が家庭のテレビに映るまで、2秒から3秒の遅延があるという説明を聞くと、並んだモニターを見つめて「3秒だ!」「2.5秒だ」と遅れる時間を計る声が聞かれました。
身長の高い説明者に「何センチあるんですか?」というかわいい質問も。「183センチだよ~。毎日牛乳を飲んで大きくなったんだ」との答えに笑顔が広がります。
続いて「近藤丈靖の独占ごきげんアワー」の生放送中のラジオ第2スタジオへ。
広くはないサブいっぱいに生徒たちが入ると、MCの表佳世さんが「スタジオにこどもたちが見学に来ました」とすかさず実況。この日のテーマは「写真」だったので、スタジオから「よく写真撮る?」という質問が飛び、子供たちは手をあげたり、頭の上でOKサインを作ったりして返事をしました。
CMの間には音声さんが「音卓」(音声を調整する器械)について説明をしてくれたり、ADさんが届いたファックスやメールをすぐさまスタジオ内に届ける様子などを見学。
ニュースのコーナーの間には近藤アナ、表さんと一緒に写真撮影。近藤アナが「朝9時から昼2時半まで5時間半の生放送をしています」というと、「すごーい!!」とびっくり!!。そして、「なので今のうちにトイレに行ってきます」と近藤アナがトイレに行くという放送の裏側も垣間見ました。
続いて「テレビサブ」へ
サブは副調整室。ラジオスタジオでは、サブとスタジオがガラス1枚を隔ててお互いの顔が見える作りだったのに対し、テレビはカメラを通してしかスタジオの様子がわからないこと、そのためフロアディレクターが重要な役割をしていることなど説明を聞き、スーパーを出したり、技術スタッフに画面効果を見せてもらって目を輝かせていました。
音卓では生放送で使用する「ポン出し」体験。ボタンを押すと、テレビでよく聞く効果音やBGMが流れる仕組みです。「やりたい!やりたい!」と次々に手が挙がりました。
最後に楽しみにしていた「テレビスタジオ」を見学。
テレビスタジオには窓がないこと、カメラは1台2000万円以上もすることなどに「へえ~~~」と感心しきりの様子。
クロマキー体験ではみんな目がキラキラ!!青い服を着たお友達の体が透けているように見えたり、探検バックの背表紙の青い部分がなくなってしまうように見えたりする「合成」を体験して、歓声をあげていました。
そのままテレビスタジオで、質問タイム。
「ニュースをかまずに言うために工夫していることは何ですか」の質問に、元ニュースキャスターのスタッフが「ゆっくりしゃべるように心がけています。かまないように、ということもあるけれども、聞いている人に伝えるためにはゆっくりしゃべることが大切だよ。みんなも誰かに何かを伝えたいときには、ゆっくり話すようにするといいよ」と「ゆっくり」答えると、しっかりとメモを取って聞いていました。
ところで、放送局の仕事は、日によって少しずつ(大きく?)違います。
1組さんの見学ではなんとナレーション体験も!
11月2日(土)午後5時放送の「語ろう 学ぼう 人間国宝の世界」という特別番組に声の出演となりました。
3つの班に分かれて「語ろう」「学ぼう」「人間国宝の世界」とそれぞれ収録。子どもたちからは「収録した声がどうやって番組の中で生かされるのか今から楽しみです」と興奮冷めやらぬ様子です。貴重な体験ができてよかったとBSN見学ならではの思い出と記録ができました。
タイミングが合えば皆さんもテレビ・ラジオに出演する機会があるかもしれませんよ。