大人の本棚・こどもの本棚

えほんのせかい こどものせかい

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翻訳家、児童文学作家であり、東京子ども図書館の理事長を務める松岡享子さんの著書の文庫本。読み聞かせをする私にとって、この本はバイブルとして何度も読み返している大切な一冊です。なぜ子どもにとって絵本が大事なのか、子どもたちを絵本の世界に招き入れるために大人はどうすればいいのか、絵本はどのように選び、どのように読めばいいのか、などがわかり易く丁寧に書かれています。複数の子ども達に読み聞かせをする方にはもちろん、我が子を膝の上に乗せてゆっくり絵本を楽しみたい方にもお薦めです。後半には絵本リストとして、厳選された34冊の絵本について解説付きで紹介されています。

推薦者:田野辺淳子(絵本の家「ゆきぼうし」副代表。「ゆきぼうし」のある守門村(現魚沼市)で子育てをするため、2001年に新潟市西区から家族で移住。以来、「ゆきぼうし」スタッフの活動を続ける。現在は、高校で書道講師として勤務。)

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