「お腹がすくからたべものを食べる」
このことは産まれてから死ぬまで行うことです。しかし食べることをだれと何処でするかによって、
その効果はただの栄養補充とは全く違ってきます。
この絵本はひとりの女の子の成長と共に、そのことを再確認する本です。
たべるたべるたべること…とリズミカルに進み、優しい日本語で食べることの意味と心を育む食について教えてくれています。個食(孤食)などという言葉ができる前に、家族や仲間、そして大好きな人と共に食してきた時間の大切さを大人が思い出し、今こそ、子どもたちに伝えていきたいことです。
イライラしてやけ食い!なんてことにならないように日々 楽しい食卓を心掛けたいと思いました。
推薦者:朝日仁美(絵本でSDGs推進協会 代表理事 JPIC読書アドバイザー/絵本専門士 長年地域で乳幼児親子を対象におはなし会を主宰。現在は学校司書をしながら、絵本でSDGsを普及する会を立ち上げ活動中。)