著者は大阪府立で初となる男性の家庭科教師。もともと英語教師でしたが、家庭科の重要性を実感して免許を取り直し、転職した経歴の持ち主です。わかり易い言葉で書かれていて、授業を聞いているように読み進めることができます。
この本を読むと、学校は国語や数学、英語といった受験科目を勉強するだけでなく、「生きる力」を学ぶ場所だと改めて考えさせられます。
自分の暮らしを豊かにし、社会の中で生きていく力を育てるにはどうしたらいいのか・・・
自立への一歩を踏み出す10代のみなさんに読んでほしい一冊です。
推薦者:有本 教子(新潟県立図書館 司書。こども図書室担当。1男2女の母