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「あ」は「い」より大きい!?  音象徴で学ぶ音声学入門

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怪獣の名前に濁音がよく使われるのはなぜでしょう? もし『ゴジラ』が『コシラ』だったら、ちょっと迫力に欠ける感じですね。

五十音にはそれぞれ、強そうな音、やわらかい音、さわやかな音など、特有のイメージがあります。お子さんの命名でも「響き」を大切にされた方は多いでしょう。

そうした音のイメージを研究するのが音声学。この本では、お菓子の商品名や、芸能人の芸名、漫画・ゲームの技名など、身近な例を挙げ楽しく紹介しています。

幼い子ならなおさら、言葉の意味よりも「響き」に心を動かされるでしょう。たとえば、やさしい気持ち、楽しい気持ちを誘うには、どんな声をかければよいか? この本を参考にしてみてください。

 

亀田図書館 司書 長谷川 学

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