大人の本棚・こどもの本棚

あな

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暑くなると、海で泳いだり、釣りをしたり、山を登ったり、自然の中で過ごした少年の事の記憶が蘇ります。それも子育てするようになって年々、自分のこれまでの自然体験が心の奥から湧き出るかのように一部を思い出すことがあります。子どもが無心で遊ぶ姿に、つい自分の思い出に浸って見入ってしまいます。

本書は男の子がただ穴堀りする話です。でもそこに彼の一途でマイペースな性格がでています。彼はそうやってちょっとだけ掘り進んでいく人生を送るのだろうなあと思ったり、でも「それでいいんだよ」と応援したい気持ちになる1冊です。

推薦者:中山英(萬松堂本店店長兼出版社島屋六平出版営業課長。1児の父。毎晩、絵本を読み聞かせるのが日課。)

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