大人の本棚・こどもの本棚

あし にょきにょき

SNSでシェア

この世で食べたことのないご馳走がないほど、おいしいものが大好きなポコおじさん。

ある日訪ねてきた男から買った大きなソラマメを食べると、あらふしぎ、ポコおじさんの左足がにょきにょきとのびはじめてしまいました。林をぬけ、よその家をぬけ、橋をわたって、街へどんどこどんどこ…。

ソラマメの季節になると思い出す一冊です。

ありえない展開に子どもたちは興味津々。必死な大人達をよそに、一人の女の子のかわいい行動であっさり解決してしまうオチも楽しいです。

田野辺淳子(絵本の家「ゆきぼうし」副代表。2001年「ゆきぼうし」のある守門村(現魚沼市)に家族で移住。仕事をしながら「ゆきぼうし」スタッフの活動を続ける。)

SNSでシェア

新着記事