大人の本棚・こどもの本棚

新しいおとな 

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「クマのプーさん」などの翻訳で知られる石井桃子さんは、翻訳家としての仕事以外に、自宅の一室に子どもの図書室「かつら文庫」を開くなど、子どもと本を結ぶことを生涯の仕事とした人でした。本書は、子どもにとってよい本とは何かを追い求めた彼女が、幼時の豊かな読書体験、子どもの本の編集・翻訳・創作などを通して学んだことや、児童図書館の必要性、読み聞かせの秘訣など、やさしいことばで伝えてくれる本となっています。膨大な著作のなかでも、子ども、読書、絵本、本づくりに関する選りすぐり文章を集めた随筆集です。

推薦者:中山英(萬松堂本店店長兼出版社島屋六平出版営業課長。1児の父。毎晩、絵本を読み聞かせるのが日課。)

 

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