毎年恒例となりました雑誌「MOE」の絵本屋さん大賞がこのほど発表になりました。大賞を受賞した作品は、この賞では常連の人気作家のヨシタケシンスケさんの「あつかったらぬげばいい」に決まりました。1年を通じて、たくさんの作品に対して賞が発表になりますが、その中でも12月末という年の最後の最後に発表になるこの絵本賞は、年間の賞を締めくくるにふさわしい賞といってもいいでしょう。
寒波到来で、なんとまあ、このタイミングで夏の本ですかとと思われますが、コロナでこの1年、気が抜けない、本当にあっという間の2020年でした。この本こそ、そんなトゲトゲでボロボロになった心にきっと効く1冊になる本です。
中山 英(萬松堂本店店長兼出版社島屋六平出版営業課長。1児の父。毎晩、絵本を読み聞かせるのが日課。)