表紙に描かれた犬は、ハーネスと呼ばれる胴輪を付けた盲導犬 アーサーです。
アーサーの成長と通して、目の不自由な人を守る犬盲導犬はどうやって誕生するのかをこの絵本は教えてくれます。
生まれてから一人前の盲導犬になるまでには、特別な訓練だけでなく、たくさんの人々との関りがあり、その人たちからの愛情が注がれた時間が人との信頼関係をきづき、その結果、働く犬として立派になっていくようです。後半の盲導犬の働きや盲導犬・介助犬を取り巻く社会の問題も一緒に考えてみてほしいです。
まるで人間の言葉が分かるかのような、アーサー。パートナーの世界をどんどん広げる目になり、一緒に居ることで安心や自信を与える素敵な犬です。
推薦者:朝日仁美(絵本でSDGs推進協会 代表理事 JPIC読書アドバイザー/絵本専門士 長年地域で乳幼児親子を対象におはなし会を主宰。現在は学校司書をしながら、絵本でSDGsを普及する会を立ち上げ活動中。)
絵本でSDGs推進協会 https://ehonsdgs.amebaownd.com/