読書についてアウトプットができるということ、読書記録の付け方、本の分野・ジャンルの知り方、奥付・目次などの利用、本の選び方、書評の読み方、本の紹介の仕方など、まさに読書を練習するためのワーク集です。私は読書指導を専門にしていて、ここに書かれている様々な読書の技術が、中学生・高校生に指導されるべきだと考えてきました。『高校生・大学生のための~』という書名ですが、大学1年生の初年次教育のテキストに比べるとかなり易しい内容・表記になっていますので、高校生だけでなく中学生にも役に立つ本だと思います。
足立幸子(新潟大学教育学部准教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)