子どもをどのように育てればよいのでしょう?この本は育児に関する著書を多数もつ、児童精神科医 佐々木正美さんからの54のメッセージが込められています。
「子育てで何より大切なのは、「子どもが喜ぶこと」をしてあげることです。そして、そのことを「自分自身の喜び」とすることです。」
赤ちゃんは何かしてほしいとき泣くことしかできません。赤ちゃんが泣くと、親はそばに行って何とかしようとします。泣いているときに、できる限り何とかしようとする人がいてくれることで、その子は人間関係の喜びを知ることができるようになります。
子どもが人間関係に喜びを見出す力を得ることの大切さ、まずはその土台となる乳幼児期からの親の関わり方について、わかりやすく語りかけています。子育てを始めるとき、子育てに迷ったとき、ぜひ手にとってほしいと思います。
推薦者:ほんぽーと新潟市立中央図書館 サービス1グループ 司書