1978年に発売され、今では定番絵本の1冊となっている『どうながのプレッツェル』。その続編が初邦訳されました。
1作目では、世界一どうのながいダックスフントのプレッツェルが大好きなグレタに振り向いてもらおうと頑張る様子が印象的ですが、今作では、グレタと夫婦になり5匹のこどものお父さんになった姿が描かれています。
お父さんとして家族のために一生懸命なのだけれど、どこか空回ってしまうプレッツェル。でもそこがやっぱり愛嬌があって微笑ましいのです。
親として奮闘する毎日がショートコミックの形で描かれた今作。大変だけどにぎやかでハッピーな日々に共感できる親御さんも多いかもしれません。
吉岡 彩佳(萬松堂本店児童書担当。子どものころから本が好きで念願かなって書店勤務に。甥っ子に絵本をプレゼントするのが楽しみです。)