世界中の人々に読まれている『アンネの日記』。ヒトラー政権のユダヤ人迫害から必死に逃れながら生きたアンネ・フランクの伝記絵本です。アンネの生い立ちと、戦争に翻弄されるアンネの家族の様子が描かれています。アンネや、当時の多くの人々の悲しみ・辛さを、この絵本を読むことで私達は想像することができます。
そして、今また、アンネと同じように日常の生活を奪われ、悲しみ・辛さに耐えながら生きる人達が大勢いるだろうと思うと、本当に胸が痛いです。何の罪も無い多くの命が失われるような事態が早く終わって欲しいと強く願います。
田野辺淳子(絵本の家「ゆきぼうし」スタッフ。2001年「ゆきぼうし」のある守門村(現魚沼市)に家族で移住。仕事をしながら「ゆきぼうし」スタッフの活動を続ける。)