絵本に関心がある方には,こんな本はいかがでしょうか。
絵本は,乳幼児から大人まで様々な人たちが接触するメディアですが,開いてめくって読み進めるというその特性から,様々な制約(あるいは可能性と言ってもいいかもしれませんが)を受けています。
本書は,たくさんの絵本を空間構成という視点から論じ,まず「積木型絵本」と「入れ子型絵本」という大別を与え,さらに詳しく分類していきます。
様々な絵本が具体的に取り上げられ,とても興味深い絵本論になっています。
推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)