大人の本棚・こどもの本棚

絵本作家のアトリエ 1

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福音館書店が、戦後日本の代表的な絵本作家10人に取材して、作家のアトリエの様子と絵本制作の考え方や歴史を示したものです。大活躍の絵本作家ばかりですから、きっと大人のどんな方にも必ず読んだことのある作品が載っていて、この作品を描いた人はこういう人だったのかと新しく発見したり、この作品はこういう経緯で生まれたのかと納得したりすると思います。アトリエを含め、写真が豊富に掲載されているのも魅力です。そして、この本最後には2つの対談、10人の絵本作家のうちの2人である太田大八氏と加古里子氏の対談、加古里子氏と絵本編集者の松居直氏の対談が掲載されています。

なお、この「絵本作家のアトリエ」シリーズは、第3巻まであります。福音館書店の「こどものとも」傑作絵本の母体となった雑誌『母の友』の連載を収録し直す形で作成されました。

 

推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)

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