フランス文学者でありながらファーブルに憧れ、『ファーブル昆虫記』全20巻を30年かけて翻訳してしまった著者が、「小学生から読める『ファーブル昆虫記』」をめざして書き下ろした本です。
スカラベ、クワガタムシ、セミ、ツチスガリ、クモ、ヤママユ、カレハガ、マメゾウムシ、オオヒョウタンゴミムシ、モンシロチョウ、ホタル、アリ、オトシブミ、ラングドックアナバチという14種類の昆虫を取り上げています。右ページにはそれぞれの昆虫に対して平均5つぐらいのトピックを設け、ファーブルの研究を紹介しています。左ページは右ページの内容を表現したやましたこうへい氏のかわいらしいイラストになっており、小学生が興味を持つように工夫されています。
推薦者:足立幸子(新潟大学教育学部准教授。新潟アニマシオン研究会顧問。専門は国語科教育学・読書指導論。学校や家で子どもが読書をするための方法や環境について研究している。)